医療もサービス業として位置づけられる時代です。しかし、サービスといってもそこに一般企業のような“付加価値”を求めているのではなく、治療・療養という医療者と療養者の共通した目的に対して、より良い関係を築くための条件作りをすることが、医療における“サービス”の意義だと思います。
ラーニングセンターとは？
「ラーニングセンター」は、高度に専門化された現代の医療に関する情報を療養者自らが「学び」、知識を習得し、治療・療養に関する姿勢がより積極的なものになるようにと用意したスペースです。実際には、もっとも情報量が豊富と思われる手段として、インターネットによる医療情報の検索や、治療に関わる食事、運動、生活についてのパンフレットを掲示、関連する領域として保健や福祉情報の提供も行っています。センターの運営には、ボランティアの協力を得て、非医療職の視点から情報収集を行うことで医療職がどのような工夫をすればよいのか参考にしています。