学会・研修報告

日  時 平成28年11月1日(火)
場  所 公益社団法人 北海道看護協会
研修名 医療安全管理者-フォローアップ-研修会
内  容  今回は、主に平成27年10月から開始された医療事故調査制度について講義がありました。
 当初想定していた報告件数1500〜2000件/年に対し、わずか388件に留まった背景には、報告することへの抵抗感に加え、報告対象となる「医療に起因、もしくは起因すると疑われる死亡」かつ「管理者が予期しなかった死亡」の判断に難渋していること、死亡から報告に至るまでの期間が30日前後かかっていること、制度自体の国民への浸透性の低さなど定着化に向けた課題があることが分かりました。
 その上で、有事の際に速やかに行動できるように常日頃から制度の動向を把握し、正しい知識を持っておくことが医療安全管理者としての責務であると感じました。

医療安全管理部門 木村 こずえ