学会・研修報告

日  時 平成29年6月25日(日)
場  所 関西電力病院
研修名 平成29年年度 糖尿病療養指導カードシステム講習会
内  容  今回、日本糖尿病療養指導士の細川看護師と2名で標記講習会に参加してきました。昨年、日本糖尿病協会では、糖尿病療養指導カードシステムを開発し、既に糖尿病手帳にも御紹介され、全国の普及を進めています。
 糖尿病の治療の根本は患者教育ですが、日本には糖尿病専門医が少ないことと、標準的な糖尿病教育ツールがなく、各医療施設によって療養指導レベルにバラツキがある現状がありその解決を目的としています。
 糖尿病では、治療、食事、運動、生活習慣など患者様が向き合うことは幅広く、さらに、年齢や合併症の進行具合、生活背景、理解力など、患者様の個別性が加わるため、画一的な指導ではなく、患者ごとに指導計画を策定して個々の進捗に応じて指導を見直し、臨機応変な指導計画の更新が望まれます。
 「糖尿病療養指導カードシステム」は、指導の個別性や継続性に重点を置き、使いやすく、さらに指導をうける患者さんにとっても分かりやすく、治療に前向きな気持ちに慣れるような教育用指導資材として開発されました。
 このシステムの当院での活用方法はこれから検討しますが、よりよい療養指導を実施できるよう研鑽していきたいと思います。

栄養科 田村 美香