放射線科
放射線科はX線やガンマ線を用いた医療機器を操作して検査を行うだけでなく、カテーテル治療や外科手術のサポートとなる3D画像の作成や、放射線関連検査に携わる医師や看護師の放射線被ばく管理も行っています。放射線被ばくについて不安や疑問がある時は、お気軽に診療放射線技師のスタッフまでお問い合わせください。
各種検査説明
血管造影室
血管造影室では、動脈硬化などの原因で狭くなった心臓や手足の血管を先端に風船の付いた細い管(バルーンカテーテル)などを使って広げるカテーテル治療、不整脈の根治治療であるカテーテルアブレーション、またペースメーカーや植込み式除細動器を植え込む手術などが行われています。私たち診療放射線技師は血管造影装置を操作し、カテーテル治療の補助をしています。
一般撮影検査
肺や心臓に異常がないか調べる、いわゆる”レントゲン写真”です。服にボタンや金属が付いている場合は検査用のガウンに着替えていただきます。着替えの時間を除けば1分くらいで検査は終わります。 手術直後の方や救急車で搬送された方などはポータブル(移動式X線撮影装置)を使って写真を撮ることもあります。
X線CT検査
X線CT検査は10数秒という短時間で全身を調べることのできる検査です。血管や心臓を詳しく調べる時は、造影剤を血管内へ注入して複数回の撮影をする場合もあります。また、X線CT装置は一度に人体の輪切りの写真を数千枚も撮影することができ、その写真を使って立体的な3D画像を作ることも可能です。
RI検査
RI検査は放射性医薬品を血管から注入し、脳や心臓などの血流量や代謝量を調べたり、臓器の機能の異常(機能亢進症・機能低下症など)を調べることのできる検査です。検査の方法は使用する放射性医薬品によってさまざまですが、20〜30分は動かずに寝ていただく必要があります。
腹部超音波検査
腹部超音波検査では、肝臓・胆のうなどの消化器系の臓器や腎臓・膀胱などの泌尿器系の臓器、また子宮や卵巣などの婦人科系の臓器を調べることができます。