クリニックで取り組んでいる診療

糖尿病透析予防指導

糖尿病による腎機能低下から腎透析となってしまうのを予防しよう

平成24年4月より糖尿病で腎機能低下した方(糖尿病腎症)を対象に、医師・看護師・管理栄養士が共同して指導を行い、腎透析となってしまうことを予防する『糖尿病透析予防指導管理』という診療が開始されました。

この診療法は、当クリニックが以前から行ってきた、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士が共同し、糖尿病などの生活習慣病受療者様に食事療法・運動療法を指導する「生活習慣病改善プログラム」受けた受療者様の改善効果が著明だったため、 当クリニックのデータを、厚生労働省が平成23年10月26日の第202回の中央社会保険医療協議会総会で参考資料として紹介し、同協議会で承認されて、平成24年4月から新設されたものです。

平成23年10月26日 第202回の中央社会保険医療協議会総会
がん対策、生活習慣病対策、感染症対策について 資料(総−4) をご参照ください。

腎透析数は年々増加しており、中でも糖尿病腎症が進行して透析となってしまう数が特に増加しています。

糖尿病は食事療法・運動療法を基本とした治療をきちんと行わないと、合併症(糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経症など)を発症し、それらが進行すると日常生活機能が低下してしまいます。

当クリニックでは、糖尿病指導の経験豊富な医師・糖尿病看護認定看護師・管理栄養士が連携し、以前より糖尿病腎症の透析への移行や、合併症発症の予防に取り組んでおり、『糖尿病透析予防指導管理』を全国の病院・クリニックに先駆けて進めています。その指導システム・食習慣評価法・透析予防管理ソフト等は全国の模範となっており、医師・看護師・管理栄養士への講演や指導も行っています。


どんなことをするの

糖尿病性腎症のある方に対して、できるだけ透析をしなくても済むように腎臓の働きを守るために日常生活で何に気を付けるかを一緒に考え、継続できるようお手伝いしています。 なお、ご家族のご理解は大変効果的ですので、一緒にご参加していただけることをお勧めします。


対象の方

糖尿病性腎症2期以上の方(病状については主治医へご確認ください。)


いつやっているの

月曜日〜金曜日 9:00〜16:00


担当するのは

医師・管理栄養士(日本糖尿病療養指導士)・看護師(日本糖尿病療養指導士)が対応しています。


お問い合わせ、お申し込み先は

担当医師または10番受付へお申し出ください。