クリニックで取り組んでいる診療

生活習慣病チーム指導

高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病、メタボリックシンドロームに対して「自分自身で健康管理」ができるように、さまざまな角度から受療者様の現状を分析し、医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士がチームを組み、それぞれの専門的立場からアドバイスをさせていただくという「生活習慣病改善プログラム」を用意しています。


「生活習慣病改善プログラム」作成にあたっては、まず患者さまの生活習慣、特に食習慣の詳細な調査を、BDHQという栄養調査票を用いて行います(無料)。さらに起床から就寝までの生活パターンや、飲酒、喫煙、運動習慣、仕事でのエネルギー消費量や服薬状況を聴取し、食習慣では肉や魚の摂取状況、味付けの濃さや食べる速さまで細かくチェックします。これらのライフスタイルの分析と諸検査結果、薬物治療内容をもとに生活習慣病チームがカンファレンスを行い、患者さま個々に合わせたプログラムを作成し、それに沿ってアドバイスをさせていただきます。


生活習慣病改善プログラム

食事療法や運動療法は長く継続する必要がありますので、患者さまのご家族にもプログラムに参加していただき、生活習慣改善への協力と励ましを行っていただくことも大切です。 ご家族のみなさまがご一緒に「健康寿命」を延ばしていただければと存じます。

生活習慣病の二次検診

高血圧・糖尿病・脂質異常症、メタボリックシンドロームなどで二次検診を指示された患者さまや、それらがご心配の患者さまに対しては、まず食習慣の把握、動脈硬化の進行程度の把握を行い、その結果によって食事療法で良いか、薬物治療を開始すべきかを決めるのが最新の治療法です。
 たとえば悪玉コレステロールが高くても、全く薬物治療の必要のない患者さまから、悪玉コレステロールはそう高くなくても動脈硬化が進んでおり、早急に薬物治療が必要な患者さまもいらっしゃいます。日本動脈硬化学会は、高脂血症の治療は、頚動脈エコー検査で動脈硬化の進み具合を評価してから治療を行うか否かを決定するように奨励していますので、当クリニックはそれを実践しています。高脂血症治療としては、薬剤治療や注射療法などを行っております。また、当クリニックは日本動脈硬化学会認定の「家族性高コレステロール血症紹介可能施設」です。
 高血圧に関しましても、お薬が必要か、食事療法で良いかは、患者さまごとに異なります。そのため、高血圧学会はまず一日の食塩摂取量を把握することを推奨しています。当クリニックでは尿を提出後20分で食塩摂取量測定値が出てきますので、それを基に高血圧の診断・治療・指導を行っています。
 糖尿病に関しましても、まず食習慣の見極めと、動脈硬化の進行程度が治療開始の基本となります。食習慣の把握に関してはBDHQという栄養調査票を用いて行います(無料)。


あなたも生活習慣病を改善してみませんか?
 糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病は年々増加しており、食事、運動、休養、喫煙、飲酒などの生活習慣を改善することが大切です。 そこで、北光記念クリニックでは生活習慣病を変えるための手助けとして医師・看護師・栄養管理士・薬剤師・理学療法士が専門家としてのサポートを考え「生活習慣病プログラム」を行っております。