心臓リハビリテーション室
心臓リハビリテーション室には理学療法士5名が専従し、循環器疾患全般において、急性期から退院までのリハビリテーションを実施しています。また、当院には心臓リハビリテーション指導士8名(医師2名、理学療法士4名、看護師2名)が在籍し、多職種で連携しながら質の高いリハビリテーションの提供に努めています。
特徴
心臓リハビリテーションは心拍数、血圧を測定しながらその方の状態にあわせて運動を行います。 心肺運動負荷試験の結果などから、個々の問題点や運動耐容能低下の要因を検討し、より安全に、より高い身体機能の獲得を目指していきます。
心筋梗塞、不整脈、心不全など、多くの心疾患は再発・増悪予防を目的とした生活管理が非常に重要な疾患です。運動療法を中心としながら、生活改善に向けて他職種と連携を取りながら関わります。
心臓の外科手術を受ける方には、手術前から呼吸訓練を行い術後の肺合併症を予防し、手術後も可能な限り早期から歩行運動を開始し、手術前よりも元気になって退院していただけるよう努めています。
さらに、当院では急性期治療後、必要な方は「地域包括ケア病棟」において、入院を継続しながら集中的にリハビリテーションを実施することもできます。入院中に疾病管理方法を習得し、社会資源を適切に利用することで、退院後早期に心不全等の増悪による再入院にならないよう、関わらせていただきます。